時代がどんなに進化しても、デジタル化が進んできて、手元の端末でコミュニケーション、決済が出来るようになっても、様々な新しい手法を使ってみても「不安」や「怖れ」が消え去ることはありません。
そんな思いはどこからくるのでしょうか?
「それは自分の中から沸き立つものだから、自分が弱いんだよ!」
本当でしょうか?
あなたが、もっとも得意にしていることに没頭している時のご自身の気持ちに、思いをはせてみてください。
弱い自分などどこにもいないでしょう。
そんな状態にいても、なにか状況を変えるような場面に出会うと瞬く間に「変わってはダメ、立ち入ってはダメ、進んではダメ、きっと後悔する、失敗するんじゃないか」と感じてしまうときがあるでしょう。
初めてのことにチャレンジするときや、これまでのやり方を変えなくてはいけないときにほとんどの人が不安を感じます。
その不安が、一歩前に進むことを留まらせています。
多くの人は「楽さ」の大きい方を選択してしまいます。
そしてご自身は、その道を歩んだ結果しか知らないので、本当にご自身が活き活きと暮らせる機会を、気づかぬうちに逃しているのかもしれません。
思い出してみてください。「誰もが初めは素人」だったはずです。
そうなんです、今得意にしていることを継続してきたその時間の中には、弱い自分に立ち向かって何かをしてきたのではないですか?
「もっと上手になりたい、もっと褒めてもらいたい、もっとかっこよくしていたい、自分で選んで進みたい」
こんな思いに気づいてしまった時、あなたは真に変化できるチャンスを感じて、それをつかみ取る行動をしてきたのではないでしょうか?
今決して得意ではないこと、まったく知らないこと、でもやらないといけないと思っていること、家族のためにやるしかないと思っていることなどに直面し、躊躇し立ち止まり、いつも先送りにしてしまったことに思いをはせると、原因は、「不安」や「怖れ」にあったことに気づくのではないでしょうか。
さらに、深く考えてみると、いろいろな「不安」や「怖れ」に対するご自身に対して、実はとてもシンプルなことに気づいていないだけなのかもしれません。
待っていても自分に降りかかる問題について不安や恐れはなくならない、ということに。
自分が時間とともに成長しているということは、永遠と不安はなくならない、ということにです。
こんな経験はありませんか?
とりかかる前、始める前にはひどい緊張と息苦しさがあって、この場から逃げ出したいと思っていたのに、ちょっとだけ書き始めたら、檀上に上がってしまったら、ウソのようにスーッと気持ちが落ち着き、60分くらいはあっという間に過ぎてしまって、後味がなんと爽快な気持ちになっていたこと。
何かをやろうとしたとき、不安や怖れに打ち勝つ唯一の方法はとにもかくにもそれに取り掛かりやり切ってしまうことなんです。
そして、なんでも自信がない、自分はその力量がない、経験がない、ないない尽くしで足踏みしている自分に出会うこともあります。
その自信は、勉強により掴むことはほとんど出来ないでしょう。
アウトプットして初めて腑に落ちる、体得できる。のです。
実は、この行動は「自信を持てるようになる前にやること」なんです。やってみると不安が消えていくことが体験できると思います。
自分でどうすることもできないとわかっているのに無理してやる必要はあるの?
この「怖れ」に対して、どうすることもできないなら、どうするかまで知りたくないですか?
あなたは「不安」「怖れ」を前に、一カ所に立ち止まる人生を望んでいますか?
今日、やろうかどうかを悩んでいた計画は何ですか?
今日からはじめるなら、どんな小さな行動を起こしますか?
不安や怖れを小さくするには、自らが行動するしかないと信じてみましょう。
「自分でなんとかする!」
新しい考え方を実際の行動に移すには、ご自身だけでやることの難しさもわかっているのではと思います。
その思いを解決するためには、信頼できるプロフェッショナルを選んで、前向きに取り組めば確実に今までと違う自分に到達できます。
小さな一歩を踏み出すごとに、思いもしない発見とともに大きな安心感を得ていくことになるでしょう。
今は変化に敏に、しなやかに変わっていく力こそ、将来を創っていく最強のスキルパワーになるでしょう。