プロスポーツが及ぼす経済効果の事例
2023年は、WBC(World Baseball Classic)2023での、「侍ジャパン」の優勝に、スポーツ好きの方々は、久しぶりに心躍る、わくわくした時間を過ごしたのではないでしょうか。
このWBC 2023の優勝によって、日本国内への経済効果は、654億円以上になると試算されました。開幕前の予測は、58億円でしたので大きく上方修正がされました。大きな社会現象を生み出したと言えるでしょう。
過去も「侍ジャパン」が活躍すると、子どもたちの野球人気が復活する現象が見られていました。JSPO(公益財団法人日本スポーツ協会)の発表しているスポーツ少年団の男子軟式野球団員数は、2002年に15万9,659人、2005年で15万7,858人と横ばいでした。
2006年の第1回WBCで松坂大輔、イチローの活躍で世界一になると2006年は、16万4,798人、2007年は、17万0,548人に、連覇した2009年には、17万3,978人にまで増加しました。
これ以後、減少が続き2021年度では、10万7,033人まで減少していました。小学生の野球チームが消滅している現象が起きています。
日本の少子化が背景にあることは、否めませんが、「甲子園→プロ野球」という、日本野球の枠で提示してきた「夢」が陳腐化し、親も子どもも「野球」を選択させるモチベーションが低下していたのではないでしょうか。
それに代わって「プロ野球→WBC→メジャーの舞台」という、大きな「夢」を目の当たりにしたことで、子どもたちの野球への関心に火を付ける可能性はおおいにありそうです。実際、WBCで活躍した選手のメジャーリーグ、プロ野球での活躍が、毎日、地上波TVニュースで放送されることが起きていて、大人、子どもともども「野球ブーム」になっていくのではないかと期待されています。
このブームを一過性に終わらせることなく、競技人口を増加させる取り組みにつなげる「工夫」が大事になるでしょう。
振り返ると、このような現象は、RWC(Rugby World Cup)2019での現象の再現でもあります。この大会の経済波及効果は、6,464億円と桁違いでした。日本ラグビー協会は、2039年までに、W杯の再招致を計画し、優勝することを目標に掲げています。
大会開催後、85か国におけるラグビーファン人口(ラグビーに興味がある、または非常に興味があると答えた人の数)は2018年時点の3億4400万人から4億500万人に増加しました。1年間で6000万人以上増加するという大きな成長です。
サッカー、バスケットボール、テニス、モータースポーツ、ゴルフなど他のメジャースポーツと比較しても、ファン数の拡大において2019年の最高の拡大を見せたのがラグビーでした。
2023年開催のスポーツイベントの内容をみてみると。
が計画されています。(一部実施済)
このような世界規模の大会での、日本人の活躍が大きな経済効果、競技人口の増加につながっていくでしょう。
ひいては、プロ選手の収入に大きな影響があると思います。
プロ機構がある競技人口ってどのくらい?
さて、日本にプロ機構がある競技人口(推定値)をみてみると
- 野球 - 約300万人以上
- サッカー - 約260万人以上
- テニス - 約150万人以上
- バレーボール - 約130万人以上
- バスケットボール - 約100万人以上
- ラグビー - 約 70万人以上
- 相撲 - 約 40万人以上
- ゴルフ - 約 30万人以上
- フィギュアスケート - 約 20万人以上
- 水泳 - 約 10万人以上
厚生労働省が公表している労働力調査によると、2022年5月時点で、日本の就労人口の内、18歳から45歳までの人口は、約4,970万人でした。それぞれの競技人口を比率で確認してみます。人口比率で表現すると
- 野球 6.0% 以上
- サッカー 5.2% 以上
- テニス 3.0% 以上
- バレーボール 2.6% 以上
- バスケットボール 2.0% 以上
- ラグビー 1.4% 以上
になりました。比較的に、地上波TV中継などで目にする、メジャーなスポーツに取り組んでいる人口は、全体の 20%という感じです。
プロスポーツ選手の収入を推算してみたら
さらに、18歳から45歳までの就労人口全体に対して、年収400万円以上の人口の割合を推測してみると、男女ともに、25%程度と思われます。現在の30歳代(男女)の年収の中央値は、400万円です。
すると、約253万人程度(=(300万+260万+150万+130万+100万+70万)x0.25)のスポーツ選手は、選手としてプロ契約がある間は、就労(社員、パート・アルバイト)を含め、なんとか生活できるレベルは維持できていそうです。
(正確な統計データを元にしてはいますが、プロスポーツ選手の年収は、スポンサーシップや賞金、契約条件などによって大きく異なるため、一概に年収400万円以上の人を示してはいません。)
2022年の日本のプロ野球リーグの日本野球機構(NPB)には、12球団が存在し、1球団の選手登録枠は、70名程度で、うち一軍登録選手は最大で29名です。NPBに所属するプロ契約選手は、おおよそ1,000人程度の選手が契約していると推測されます。
競技人口(300万人)に対して0.03%程度ということになります。
2022年の日本のプロサッカーリーグであるJリーグには、J1リーグ、J2リーグ、J3リーグの3つのカテゴリーがあります。
J1リーグには18クラブ、J2リーグには22クラブ、J3リーグには20クラブが所属しており、それぞれのクラブには選手登録枠があります。
J1リーグの1チームあたりの選手登録枠は最大で30名までとなり、J1リーグに所属する全18クラブですので、最大で540人の選手がプロ契約を結んでいることになります。
また、J2リーグやJ3リーグに所属するクラブにも選手登録枠がありますが、J1リーグと異なり、各クラブの選手登録枠の上限は公表されていません。選手登録枠は、40人程度と推定されるので、J2リーグの選手数は、おおよそ880人、J3リーグは、おおよそ800人程度とみられます。ただし、実際の選手数は各クラブによって異なるため、この数値はあくまで推測となります。
Jリーグに登録されているプロサッカー選手は、おおよそ、2,220人 (=540+880+800) なので競技人口(260万人)に対して0.09%程度ということになります。
このように、競技人口が多く、プロスポーツ機構が整備されているスポーツであっても、プロスポーツ選手として、契約を獲得し、さらにその資金だけで、生活を成り立たせているのは、非常に限られた選手だけだと言えそうです。
また、そのトップ層の選手であっても、選手寿命、突発的なリスクを考えると、選手自身のキャリアプラン、ライフプランは、できるだけ早めに検討しておく必要がありそうです。
プロスポーツ選手の引退後の現実
米国メジャーリーグの選手は、引退後、5年以内に、80%が自己破産するというデータがあります。
元NFL(全米プロアメリカンフットボールリーグ)のプレーヤーの 約78%
元NBA(全米プロバスケットボールリーグ)のプレーヤーの 約68%が、現役引退後に自己破産しているというデータがあります。
サッカー元プレミアリーグのおよそ5人に3人が引退後、5年以内に自己破産しているというデータがあります。
イングランドでは、プロ引退後の選手の40%が4年以内に破産しているようです。
たとえ、実際の破産者の数が、この数値の半分だとしても、これはすさまじい数といえるでしょう。
その原因はなにかと深掘りをしてみると、ミリオネアだった選手の中には、一月に、400万円を使っても、痛くも痒くもない。なぜなら、翌月にはまた、400万円がはいってくるのですから。このような「元来の金遣いの荒さ」や「離婚による莫大な慰謝料の支払い」に加えて「インチキな投資話に容易に乗ってしまう」という、金融リテラシーの低さが少なからず、影響を及ぼしているといいます。
金銭問題だけではない。世間からの注目も大きく変化する。現役選手時代は、常にメディアから注目され、ファン、スポンサーからたくさんのサポートをもらう。それが、引退した瞬間から、即ゼロになってしまう。そのような急激な変化に、選手は、備えができていないのです。
2つ目の足
ドイツの育成環境(ブンデスリーガ、サッカー)では、選手には、中高一貫進学校の卒業時に、大学入学資格となるアビトゥーアか、職業研修資格を取得することを勧めています。
学校の試験と試合が重なった場合は、試験が優先されるそうです。この制度の意図は、単に、プロとなった後のセカンドキャリアに価値を生むだけではなく、様々な理由でプロになれなかった場合の「ライフシフトの道を見つける手段を得る。」ということが重要である。というメッセージでしょう。
サッカー選手の場合、いつ大きな怪我をするかわからない。「2つ目の足」といわれているのは、サッカーを諦めざるを得ない時、別の何かを持っているという状態を、あらかじめつくっておくという点がとても大事だとしています。
Jリーガーとして、高校生が活躍するようになっています。選手をしながら、大人になっていくということは、自分で責任を持って生きていくことになります。自らのコンディション調整、トレーニング、資金管理、将来の資産形成など含め、早いタイミングで、すべての責任を自分がしっかりと背負うというマインドにならなくてはいけないでしょう。
「一つはサッカー選手の足、もう一つは社会人の足。」
実際に、プロ選手になれるかどうかは誰にもわからないし、活躍し続けられるかどうかも約束はされません。ケガをするかもしれない、最悪、命の危険さえ考えられます。選手として成功できたら、それは素晴らしいことですが、サッカーの競技人口に対して、0.09%しか、Jリーガーになっていない現実もあります。
「サッカーでやれるところまでやる!」はとても勇ましく「今に集中しないでどうする!」と言われているかもしれない。でも
「サッカーはだめだった、社会人としても何もできません」という状態になってしまうリスクは、想定内とするべきだと言えるでしょう。
日頃から、社会人としての自分を磨いて、しっかり「2つ目の足」を育て、将来もしっかり自分の足で歩いていけるようにすることが大切になるでしょう。
サッカーで、プロまでたどり着いた選手は、0.09%です。彼らは、例外なく努力し、プロの競技の舞台に立つ権利を、勝ち抜いて獲得してきた人たちです。とはいえ、人生のすべてを約束されているわけではありません。
選手である前に、人それぞれ、一人一人の人生があります。それゆえに、プロを目指す時点から、引退後も幸せにわくわくして暮らしていけるシナリオを持つ価値は高いと考えています。
「あなたの人生の目標」を考えてみる
「あなたの人生の目標は何?」
自分の人生の目標は自分で決めるしかありません。でも人生の目標を決めるのは、決して簡単ではありません。
気づいたときから、ずーっと問い続けることが必要なことなんです。
そこで、ここでは「便利なプロセス」をご紹介します。
「重大な望ましくない現象は何か?」
「どういう状況になればスゴイと思えるか?」
「スゴイと思える状況を一言で言うと?」
たった3つのこれらの質問にじっくりと考えて、言葉にしていくだけで、見えてくることがわかります。それでは、ひとつずつ詳細をご紹介します。
「重大な望ましくない現象は何か?」
人間はマイナスには、プラスの3倍、敏感な生き物だといわれます。「重大な」は、長年未解決の重大な望ましくない現象を探してください。最初は、複数あってもよいです。ゆくゆくは、数を絞り込んでいくことで、集中力が増して、本当に自分が解消したい「重大な現象」が見えてくるでしょう。
「どういう状況になればスゴイと思えるか?」
重大な望ましくない現象をひっくり返して、自分が「どういう状況になればスゴイと思えるか?」を考えてみます。このタイミングでは、それが可能かどうかは考えなくていいです。自分の目でこれができたらスゴイという状況を考えてみましょう。
「スゴイと思える状況を一言で言うと?」
自分が「重大な望ましくない現象」を消して、「どういう状況になればスゴイと思えるか?」を達成したいのかを考えて、一つの言葉に表現できれば、つまり、それが「人生の目標」となるのです。
目標は、一度決めたからといって、変えてはいけないものではありません。人生の目標を決めると、集中力が高まり、成長が加速します。とうてい達成することが難しいと思えた人生の目標を達成してしまうことが起こります。そのときがきたら、いままで実現してきたことを活かして次はどんな目標を達成すればいいのかを考えていきましょう。
現状に満足してはいけません。達成された高い目標は磨くためにあるのではありません。次の飛躍のための土台になります。
アンビシャス・ターゲットツリー
さらに、仕事も人生も両立するわくわくする目標設定のコツがあります。
それは、下図のように、「仕事の目標」と「人生の目標」のオーバーラップをつくることです。そのオーバーラップしたところに「やる気!」が自然と生まれてくるものです。
そもそも起きている時間の大半を、今の仕事に使っています。その時間を人生の目標達成のために使わない手はありません。仕事での成功と人生で成し遂げたいことが、オーバーラップするように目標設定すれば、あらゆる仕事が自分の人生の目標達成につながり、充実したものになるのではないでしょうか。
仕事と人生の目標のオーバーラップ
サッカー選手を事例として、考えてみます(推察の部分が多いです。聞き取りを重ね、ブラッシュアップしていきます(笑))
プロサッカー選手としてのキャリア目標
プロの選手を目指した瞬間から、キャリアの目標は、明確であればあるほど、現状とのギャップを明確にできるので、それだけでも実現する可能性としては、かなりのアドバンテージを備えていることになります。
目標を明確にしていく手順を示します。
具体的な目標の例としては
1.どのくらいの年収を目指すのか
2.どのくらいの出場試合数を目指すのか
3.代表入りを目指すのか
4.海外移籍を目指すのか
5.それを実現するのはいつ?
などになるでしょう。
さらに、活躍する期間もイメージしておくことが重要でしょう。
1.現役を続ける年齢
2.引退する年齢
「できるだけやるんだ!」は、この場合マインドとして素晴らしいのですが、今は横において、できるだけシリアスに考えてみましょう。
キャリアプランニングのポイントとして
1.自分の経験を棚卸しする
2.やりたいことや強みを整理する
3.新たにブラッシュアップしていくことで、未経験の領域まで可能性を広げる
・「ないものねだり」に陥らない
・今からカバーできることか?
・過去についてあれこれ悔やまない
・積み重ねてきたことの価値に目を向ける「あるもの頼み」
・自分には、これがある、あれがあるという発想からスタートする
「問い」に答えるやり方なら、これらに答えてみましょう。
Q1:自分の人生があと1年だとしたら、何をやりたいですか?
Q2:なぜ、その「やりたいこと」に挑戦しないのですか?
Q3:やりたいことができない本当の理由は何ですか?
Q4:肩書がなくても付き合える社外の知人は何人いますか?
Q5:組織の外でも通用する「自分の強み」は何ですか?
Q6:その強みを磨き、不動のものにするためには何が必要ですか?
Q7:今のうちに何から始めますか?
これらについて、言語化できたら、以下のフォーマットを参考に、シートに記載してみましょう。
キャリアプランニングシート
これは、中野が独立起業する際に、作成したものです。参考になれば幸いです。
次に、「未来への年表」の作成に取り組んでみましょう。
キャリアプランのイメージが明確になったら、それを実現する計画を作っていきます。
年齢を横軸において、人生のステージを区切ってみます。
そのステージで自分はなにをするのか、「具体的な行動」を書いてみます。
最後に、その行動の結果になるであろう「目指す状態」を書いていきます。
できるだけ具体的な言葉を使って表現していきましょう。
未来シミュレーション年表
中野は、この作業に伴走します。お気軽にご相談ください。
サッカー業界でのセカンドキャリア
次は、引退後のサッカー業界でのセカンドキャリアについて、具体的なイメージをつくってみます。
「仕事の目標」と「人生の目標」のオーバーラップするところに目標が見えてくる。その可能性を考えてみましょう。
▢ サッカー業界での就職
・サッカー関連での再就職、コーチ、監督など
・クラブチーム運営
・スポンサー企業への就職など
それぞれに、具体的な事例から、必要なスキル、資格などを事前に確認しておきます。
ここでは、JAPANサッカーカレッジの情報を参照します。
・サッカーコーチ
「日本サッカー協会公認指導者ライセンス S級~D級」
海外でサッカーコーチを目指す場合は、それぞれの国の指導者ライセンスを取得
・サッカートレーナー
はり師・きゅう師(鍼灸師)の資格
・フィジカルトレーナー
フィジカルトレーニングに関する各種資格
・テクニカルスタッフ(アナリスト)
サッカーコーチとして指導経験を積んだ上で、クラブ内の役割変更からテクニカルスタッフとしてのキャリアをスタートする
・スカウト・強化担当
選手を見る目、サッカー界での人脈・ネットワーク、交渉力などが求められる。選手経験や指導者経験を持つ人が多い
・チームマネージャー
C級指導者ライセンスやキッズリーダーなどの資格があると有利になる
・クラブスタッフ
営業や広報などの経験、試合運営の現場経験があるかどうか、サッカー界にネットワークを持った人材の中途採用
・レフェリー
認定講習会、筆記試験 4級~1級、各級を取得後の経過年数、試合実績が必要になるため継続的に審判活動を行う
1級審判員は選手並の日々のトレーニングが必要になる
・リーグ職員
営業や広報、サッカー業界で働いた経歴があることなどが求められる中途採用が多い、広告代理店やスポーツイベント会社から
転職するという可能性もある
英語やスペイン語、ポルトガル語など語学力があると有利であろう
・スタジアム管理・運営
地方自治体の職員から施設に出向する。Jリーグクラブなどプロスポーツクラブがホームスタジアムとして使用している場合は
そのクラブがスタジアムの「指定管理者」となる場合もある
・グラウンドキーパー
スタジアム・施設の職員、またはスタジアムから委託を受けた芝管理業者の社員が請け負う
・サッカークラブサポート
一般的な就職活動でチャレンジすることが可能。スポーツ経験や、プロスポーツクラブでの現場経験、ボランティア経験など
があると、即戦力とみなされ採用の確率は上がる
・サッカーショップ
一般的な就職活動スケジュールでチャレンジできる。サッカー経験やサッカーに関する知識、マーケティングや商品開発などの
知識があると有利だろう
・サッカーメディア
取材や編集の経験や、サッカー業界のネットワークを持っていると有利。必要な能力としては、斬新な企画を生み出すアイデアや
自分なりのサッカー観などが必要になる
・eスポーツ・サッカーイベント
自分自身がeスポーツサッカーのプロプレーヤーとしてマネジメント会社と契約する。他には、Jリーグクラブに就職して
eスポーツサッカー事業に関わる。コンテンツを開発・提供しているゲームやアプリの制作会社に就職するなど。
あなたの引退後のサッカー関連の就職のイメージが少しは具体的になったでしょうか?
各職種の年収は、データがなく示すことができませんが、就職する際に。必要な「資格」が明確になっている職種以外は、300万円程度と見積もって良いと思います。
サッカー業界以外での起業
次は、引退後のサッカー業界以外でのセカンドキャリアの具体的なイメージをつくってみます。
「仕事の目標」と「人生の目標」のオーバーラップという視点からは外れますが、より自分の「本当にやりたいこと」「ありたい姿」へ向けて探究していくと、より「あなたの人生の目標」がはっきりしてきます。
「サッカーしか知らない」は幻想になり、今まで生きてきた人生そのものの棚卸しから見つかる「人生の目標」が出てくるでしょう。
サッカー以外の働き方、個人事業主、株式会社設立などに向けての「準備ステップ」として考えてみましょう。
ここでは、「未来プランニング」と呼びます。
未来プランニングのポイント
1.今、自信をもって独立する「10年計画でのキャリア戦略」を考えてみましょう。人生を懸けた無謀な冒険ではなく、仮に失敗したとしてもダメージを最小限に抑え、やり直すこともできる「ローリスク独立」を考えます
2.20年、30年とキャリアを重ねてきたあなたに「何もない」ということはあり得ません。蓄えられた知恵、磨かれてきた知恵、磨かれてきたスキルが何かしら必ずあります
3.一番の超えたいハードルは、親、先輩との長年の生活で染みついた「リスク回避思考」です。マインドチェンジは、必ず通らないといけない道です
4.人生の可能性を閉ざす「6つの思い込み」とは?
① 自分には独立してやっていける能力がない
② 「経営」は非常に難しいことだ
③ 独立後、9割は10年以内に廃業すると聞いた
④ 信頼できる上司・先輩に真摯に引き留められた
⑤ 妻に話したら猛反対されるだろう
⑥ 独立は定年後しばらく休んでからでいい
5.幸せなキャリアとは「自分の人生を生きる」ことになるでしょう。独立して会社を設立すれば、そのときからあなたは「自分の会社と自分のキャリアのオーナー」になります
6.自分のミッション・ビジョンに向かって(「人生の目標」)
自分の頭で考え、自分の足で走り、自分のやり方で、自分のやりたいことを実現すると腹をくくることです
7.第二の職業人生では、給料(対価)をくれる主体が変わるだけです
対価をもらう相手(企業や個人)を変えて、増やしていくことになります。会社から給料をもらうのではなく、顧客から報酬を稼ぐと覚悟することになります
自分の強み、補強したい経験を具体的にするためには、この「未体験取材シート」のフォーマットを利用すると明確になります。
このシートは、中野が独立起業の準備の段階で作成したサンプルです。何度も何度も書き換えました。独立起業する前に、今の殻を破ってでも経験しておいたほうがよいことに気がつくことができます。
自分の強み・補強したい経験を知る 越境取材シート
必要な知識、資格、それらを取得する方法、時期、それらは、何のために必要なのかもあらかじめ明確にしていけます。そうすることで、自分が本当にやりたいことにダイレクトにつながっていることを認知でき、行動の際に迷いや、無駄なことが最小限に抑えることができました。
次に、いよいよ「独立戦略プランニング」に取り組んでいきます。自分の経験値を「働きがい」と「稼ぎ」に変えることを目指します。
独立開業すると、安心してしまいがちですが、継続して売上を上げていくには、常に、「専門性の研磨」と「認知度の向上」を意識して戦略的に継続することが必要です。そのためにも、開始する前に「独立戦略プランニング」で明確にしておくとよいです。開業した後も随時見直しを図ることによって、早期に、軌道に乗せることが可能になるでしょう。
さらに、「未来へのシミュレーション年表」も作っておきます。独立後、20年以上活躍するための未来シミュレーション年表です
年齢と事業の成長過程を横軸において、事業のステージを区切ってみます。
そのステージで自分は何をするのか、会社は何をするのか、「具体的な行動」を書いてみます。
最後に、その行動の結果になるであろう「目指す状態」を書いていきます。
できるだけ、具体的な言葉で、表現することを心がけましょう。
独立後 20年以上活躍する未来へのシミュレーション年表
最後に、3年後の売上構想をつくってみます。既成の顧客やリピート案件と新規顧客やスポット案件にわけて、どこから、いくらの売上を上げたいのか、上げるように戦略をつくるのか、仮説をつくってみます。
これをつくることで、提供するサービスの内容、レベル、単価、メニュー、新しい取り組みなど、イメージがより具体的になってきて、やりたいことだけではなく、やらなくてはいけないことまでもが、明確にみえてくるでしょう。
3年後にお役立ち 年商 1,000万円 読みシート
中野は、この作業に伴走します。お気軽にご相談ください。
再就職のセカンドキャリア
競技以外にも、自分が活かせる能力や知識を身につけておくことで、将来的に幅広い選択肢を持てるようになります
競技以外のスキルや資格の獲得についても考えておきましょう
再就職のセカンドキャリアのポイント
1.「やりたいこと」 と サポーター企業とのマッチングがあるか?
2.転職エージェントに登録して、現状把握をしておく
(3.「株式会社 週休3日」との連携?)
ライフプランをお金の面から考えてみる
プロスポーツ選手であっても、一般の生活者であっても、ライフプランをお金の視点で客観的に見ておくことはとても重要です。そのためには、キャッシュ・フロー計算書を作成してみると具体的になります。
ライフプランは、どこまでいっても未来を、現在価値でシミュレーションするものです。多くの方は、まだ見えていない、起きてもいない不安を前に、立ち止まり、何もしないことを選択しています。
もちろん、多くの偶然がラッキーにも重ならない限り、計算通りになることはない。ともいえます。だから、作らないという判断をする前に、80歳の自分の視点から、今に至る人生のストーリーを紡いでみてはいかがでしょうか?
すでに、独立開業、再就職など、セカンドキャリアについて、考えてきましたから、さらに、計画を確実にするために、お金の視点でプランニングをしておくことの重要性には、お気づきのことと思います。
プロスポーツ選手の財務環境
一概にプロスポーツ選手といっても、契約社員だったり、企業のスポーツ部門専門社員だったり、個人事業主だったり様々でしょう。
その立場によっては、企業の福利厚生を受けられたり、健康保険組合に加入できたり、一方で、個人事業主として確定申告が必要な自営業の立場の選手も多いでしょう。
それぞれの立場の状況(退職金の有無、厚生年金の有無、引退年齢など)をしっかり把握してから、将来のライフプラン、資産形成などに取り組む必要があります。
特に、注意したいポイントは
1.現状の把握をする、年齢、プロ選手の屬性、年収、社会保障、ご家族構成、体調など
2.将来の計画、現役時代
3.将来の計画、引退後セカンドキャリア
4.リスク対策、突然の収入の遮断、引退、ケガによる選手契約の変更
5.住居計画
6.子どもの教育計画
7.老後計画
特に、トッププロスポーツ選手の場合、比較的高収入になる現役時代のプランニングと取り組みが、とても重要になります。年齢が若い時代に、高額な収入を得てしまうことで起きやすい、知識不足、伴走者の不在による、選択の間違いが、人生の目標を達成できなくなってしまうという結果に向かいかねません。
多くの選手は、個人事業主であること、専門的な財務の知識が不足していること、確定申告に関する学びをする時間がないことなどから、確定申告をするために税理士と顧問契約を結んでいることでしょう。
税の知識が不十分なまま、税理士さんに丸投げしているケースでは、例えば、サッカー選手特有の経費の捉え方次第で、節税になるケースを見逃している場合もあるようです。言われるがままによる、無駄が発生している場合は、精査が必要です。
Jリーグのあるクラブでは、退職金なし、厚生年金なしの選手たちの、老後資金の準備の意味を含めて「小規模企業共済」への加入を積極的に推進しているそうです。掛金月額は、1,000円から70,000円までの範囲で500円ごとに自由に設定できます。途中の増額・減額も可能です。
小規模企業共済のメリットは、大きく3つ挙げられます。
1.退職金の代わりになる
2.掛金支払時は節税対策になる
3.制度内に貸付制度がある
です。
一方で、デメリットは、以下が挙げられます。
1.掛け捨てのリスクがある
2.元本割れのリスクがある
です。
個人事業主が加入できる類似の制度も見ておきましょう。
1.iDeCo(個人型確定拠出年金)
2.国民年金
サラリーマンの経験がある場合は、厚生年金がある人もいると思います。将来の年金受取額をシミュレーションして、iDeCoや小規模企業共済と組み合わせて運用するとよいでしょう。
まずは、収支分析から
ライフプランをお金の面から考えていく手順は、以下のステップを踏んでいきます。
1.現在の家庭の収入はいくらか
2.月々支払っている住宅ローンや光熱費などの固定費はいくらか
3.現在の子供の教育費や、将来かかる教育費はいくらか
4.これから住む住居に掛かる費用はいくらか
5.家の資金、資産はいくらか
6.資産運用の状況はどうなっているのか
7.退職金の見通し額はいくらか
8.将来もらえる年金はいくらか
9.親から財産を相続する予定額はいくら
このようなものです。
これらを全て総合的に捉え、具体的に数字を当てはめながら、今の財産の残高と将来のお金の動きをシミュレーションしていきます。このシミュレーションを行うことで、これからの自分が本当にやりたいことをやっても金銭的に大丈夫なのかどうかを見ていきます。
もし、不安な部分が出てきたとしても、それはまだ起こっていないことなので対処法を考えることが可能です。具体的な数字を見ていくことで『何を対策として行えば、問題のない状態になるのか』ということを明確にすることができます。
特に、プロスポーツ選手の場合は、以下の点に具体的な検討が必要です。
1.現在の収入の詳細:年俸、スポンサー契約、その他の収入源の整理
2.現在の支出の詳細:生活費、税金、選手生命を維持、向上するための特別な支出、その他
3.引退後の収入予測:セカンドキャリアの具体的な構想、計画
4.引退後の支出予測:マイホーム計画、教育計画、老後計画
プロスポーツ選手は、一般的な「統計データが存在しない屬性」になるので、選手それぞれが、ご自身のライフプランの作成に取り組み、未来計画を作っておくことが重要です。
プロサッカー選手の キャッシュフロー計算書 事例
キャッシュ・フロー(CF)計算書は、「物事をする上で、大切なすべての要素を含むもの」といわれています。
しかし、インプットする情報の精度次第で、結果の精度も大きく変わるものです。
知りたい項目の精度を求めたい時は、出来る限り詳しく現状の情報を入力する必要があります。
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ケガや突然の引退などへのリスク対策
プロスポーツ選手の平均年齢は若い。単身者の比率も高い。選手の現役時代のリスクの多くは、突然のケガなどにより、選手活動が制限され、ひいては、収入減少につながってしまうこと、最悪、引退を余儀なくされてしまうリスクへの対応を優先したいですね。
生命保険によるリスク対策の手順は
1.所属チームが負担してくれる負担額を確認する
2.生命保険各社から発売されている、スポーツ選手向けの傷害保険を確認する
3.ライフプランに基づく、資産形成の視点から、過剰に生命保険に加入することにならないか確認する
例えば、スポーツ安全保険には、公益財団法人スポーツ安全協会が提供する保険に、スポーツによるケガや死亡に対する補償などがあります。
プロスポーツ選手は、突然の引退などにより、予定外に早くセカンドキャリアに向かわざるを得なくなる場合、緊急避難資金として、次のステージを考える時間、新しい挑戦に向かう準備などのために必要な資金として 1,000万円程度は、資産形成をしておく必要があると考えます。
生命保険にお金を掛け過ぎると、資産形成を進める資金不足となるので、あくまで、ライフプランに基づき、保険料、保障金額も決めるとよいでしょう。
現役時代は、選手として100%で、トップを目指していくことが、最高のリスク対策だし、高レバレッジの投資になります。その過程で資金の配分として、できるだけ安定した貯蓄、資産形成に取り組まれ、10年後に 1億円を目指すのが一つの目安にはなりそうです。
仮に手取り年収が 500万円で一定、手取り所得の 50%で生活するとする。運用利回りが年率 5%とすると、約14年で年間生活費 250万円の20倍である 5,000万円を超えます。
5,000万円が 5%で運用できるなら、利子収入は、毎年 250万円使える計算になるので、働かなくても生活できそうです。
サラリーマンの場合、老後には厚生年金があるし、気が向く仕事があれば働いて運用資金を増やすことができます。そのため、250万円で暮らせるなら 5000万円持っていると余裕があると推定できます。
プロスポーツ選手の場合、老後の厚生年金がないため、自ら資金を生み出す力を蓄える必要があります。
年間 250万円(5,000万円、 5%運用)では、生活が厳しいと思われるため、目標は、1億円 、5%運用することを目標値とする。といったストーリーをざっくり考えることができるわけです。
仮想選手のライフプランの事例
前提条件
- 年齢 27歳
- 屬性 プロサッカー選手、トップリーグに所属中
- 年収 1,000万円
- 家族構成 結婚はしていない、子どもはいない
- 体調 体力的には、まだまだ現役の続行が出来る見込みがある
目標設定
- 35歳までに、資産 4,000万円まを貯める
- 現役を引退した後に、第二の人生でも生活に困らないように家や貯金を持つ
- 齢に応じて、投資先のリスクを調整しながら運用し、自分自身の資産を少しずつ増やしている
具体的な方法
- 貯蓄
- 年間収入の約 50%、500万円以上を貯蓄する
- 月々の生活費や固定費、旅行費、お出かけ費を把握し仕組みを作り、ムダ遣いを抑える
- 投資
- 株式や債券など、適した投資先に投資することで、資産を少しずつ増やす
- 年齢とともに、よりリスクの少ない投資先に移行する。終身雇用ではないので投資家として自己防衛する意識を持つ
- 不動産投資
- 実物投資として、不動産を購入することも検討する
- 現在の所得や投資状況にあわせ、適した物件を見つけ購入し、初期費用は現金で賄う
- 生活の見直し
- サラリーマンと違い短期的に年収が上がらない、収入が減ることもあることを再認識する
- 無駄な出費や浪費をすると、生活水準を下げざるを得なくなるため、引き締める
- 「消費」から「投資」へのマインドセットをする。「収入」ー「(貯蓄+投資)」=「支出」の順番に変える
- 結婚
- 夫婦でのライフプランを作成する。
- パートナーが定期的な収入を持つことで、セカンドライフの資金が安定するため、セカンドキャリアの選択肢が広がり、挑戦しやすくなる
- 子育て
- 教育資金計画を含めてライフプランを作成する。
- 教育費の確保のために、子どもが生まれたら早めに専用の資金をつくる
- 住宅購入計画を作成する。家族が増えるとともに、生活の拠点となる住まいが必要になる
このように、ライフイベントを仮設定しながら、未来視点で現在の数字を使ってストーリーを作っていくと価値があるライフプランが作っていけます。
プロスポーツ選手が考える「投資とリターン」
資産形成における、「投資とリターン」に関する考え方を、「現役時代」と「引退後」に分けて考えてみましょう。
現役時代
- 自己実現のため、競技でのトップを目指すことが最高の目標になることは明らかです
- その目標を実現するためには、自己投資に100%かけること、これが「プロ」であることの所以でしょう
- 一方で、リターンも最大になるのが、この目標を達成することです。ですから、「人生の目標」が大事なんです
- また、多くのスポーツは「勝負事」「賭け事」の一面をもっています。そのため、「勝負運」は試合に 100%使いたいですね
- 有価証券での運用は、一種の博打の部分は否めないため、取り組む資産形成方法としては、安定した手段を選択するとよいでしょう大きな現金資金の取り扱いについては以下が挙げられます
- 現金のままでは何も産まない。インフレの状況下では、どんどん目減りしてしまうので「運用」は必須です
- 現物資産での運用をする。信頼できる人を見つけて、不動産投資を学び、実行する
- 年金をつくる。小規模企業共済、iDeCo、つみたて投資などに取り組む
- 資金のドル化を図る。円での収入は得られるので、資金をドルに分散する。外国債券での運用をする
引退後
- 有価証券による投資をする。投資信託、個別株など、スキル、知識が増えれば、取れるリスクが大きくなります
- FX、暗号通貨には手を出さない。銀行、証券会社、生命保険会社(金融庁の管轄で厳しい管理がされているという安心がある)以外には、お金を預けないこと
このように、「現役時代」と「引退後」の「投資とリターン」について、考え方や対応の仕方を計画的に変えて、取り組んでいくことが有効になります。
お金の視点での、絶対的な目標値はどうなのか? お金の不安から解放されるレベルはどのくらいなのかも知りたいですよね。
様々な検討のプロセスがあると思われますので、一つのケーススタディとして、ご参照いただきたいと思います。
以下は、野村総合研究所が公表している、純金融資産保有額の階層をもとに作成しています。
金融資産5億以上は、超富裕層といい、全体の0.2%、500世帯に1世帯
金融資産1億以上は、富裕層といい、全体の2.3%、43世帯に1世帯
金融資産5,000万以上は、準富裕層といい、全体の6.3%、48世帯に3世帯
正直日々、ライフプラン、資産形成のアドバイスをしている「お金のプロ」の視点では、「準富裕層」を視野に入れて「理想とする姿」を実現していただくことを目標にしていますので、到達することは、そんなに難しくはないです。
「世帯年収1,500万円、かつ金融資産1億円以上、かつ住宅ローンなし」
この指標、このステージまでくると、もうお金の不安はなく、さらにお金が増えてもあまり喜びを感じなくなるそうです。(多説あり)
ちょっと計画して、伴走者をつけて、努力すれば、到達できそうなレベルだと思います。ご夫婦で働くことも視野に入れればパワーカップルサラリーマンでも到達可能でしょう。
10年、本気で、競技に挑んで、世帯年収 1,500万円、金融資産 1億円を目標 にしてみてもよいと思います。
その後は、そこまでに養った能力を有効に使えば、夫婦で年収 500万円くらいは稼げるように計画できるでしょう。
その時、積み上げた金融資産による不労所得も、少なく見積もっても、手取り 年間 240万円くらいには育つでしょう。
資産運用は、基礎の元本を積み上げる必要があること、そうしないと、大きなお金は産みません。
自分の能力も本気で一気に積み上げることをしないと、大きなお金を産む武器にはなりません。
人生で一番若い「今」。本気になって、お金の不安から解放された、わくわくする人生を一緒に目指しましょう。
自己破産しないためにやっておいた方が良いこと
ここまで、プロスポーツ選手の前提条件を考慮したライフプラン、資産形成の考え方、手順を見てきました。一般的な資産形成での注意点にくらべ、対応するタイミングはできるだけ早めに、資産形成の元になる資金を適切に分散するなどに、より重点をおくとよいことがわかってきました。
突然訪れるかもしれない「引退」に対して、恐れることなく「リスク対応」をしておくことで「安心」が生まれ、より競技に集中することができ、結果的に「高いレバレッジの投資リターン」が得られる「現役最高の目標」に、全力で取り組めるのではないでしょうか?
リスクに対峙するための「心構え」を示します。
- 節約意識を持ち続ける
- 優れた財務計画を策定する
- 税金や手数料をきちんと支払う
- 支出を抑えるために、ライフスタイルを調整する
- 家族の信頼を得るために、家計管理を徹底する
- 節約のために、自分で料理を作るように心がける
- 無理な借入に手を出さない
- 長期的な資金管理に注力する
- 保障プランを用意すること
- 人生を共有するパートナーを身近に置くこと
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弊社の資産形成のメニューは、資産状況を総合的に把握した上でご提案をするものです。
預貯金、生命保険、投資信託、不動産投資等の「面」での資産形成を目指します。
「必要とする人に 必要なものを ご提供する」がポリシーですので、押し売りやプッシュ営業はしません。
あくまでお客様の意思と決断のもと進めてまいります。
中野は「伴走者」の役割をしますので、お気軽にお問い合わせください。
今の状況を踏まえて、将来のご自身、ご家族の資金計画、教育計画、老後資金計画など「どうなっていたいのか」を問いかけながらご検討いただけると「手段」だけの情報収集から一歩、高みのステージに行けると期待できます。