50歳は、人生の折り返し地点

人生100年時代の言葉に踊らされる必要はないのですが、統計的平均余命のデータから現在50歳のあなたが83歳まで生存する可能性は非常に高いと言えるでしょう。

まだ33年あります。

60歳で定年を迎えることを仮定すると、その期間の前半約1/3に相当する10年を今のお仕事をそのまま続けるという選択肢になります。

労働に従事できる生産年齢人口に数えられる65歳未満まで、延長する選択肢もあります。

そうすると、今のお仕事に残りの人生の約半分を使うのだということも言えます。

こうして数字で見てくると50歳は、これからの人生を考える大きな判断ポイントのように思います。

今までの人生に点数を付けるとしたら何点ですか？

10点満点で付けて家族と話してみてください。

「えっ？！　たった２点ですか？」「なんで、１点！じゃないんですか？」　なんて言われたら困りますね。（笑）

あなたの今までの50年間は、大成功です。

なにせ今生きていますから！ここまで生きてこられたのですから、これからの30年間をもっと確実に生きていく手段を知りたくないですか？

今から30年に向けて３つのステージを考えてみます。準備はよろしいですか？

50歳からでも収入を増やしたり、資産を作ったり、守ったり、殖やしたりしてこの30年を安心して暮らしていく準備をすることは可能です。

資産形成はすなわち、収入（売上）です。

豊かな暮らしを手に入れるには、まず初めに着目したい点です。

そもそもこの収入が少なくては、資産形成の成功までの道のりは長いものになります。

収入を増やす方法については、ブログでご紹介します。

まず、あなたのご家族の状況を踏まえ、以下の3つのステージのどこにいるのかを考えてみましょう。

1.収入＞支出　お金を貯める、増やす期間
2.収入＝支出　お金を引き出さずに運用している期間
3.収入＜支出　楽しく使う期間

です。

資産形成という点からみると、3に移行するまでの期間がどれだけ取れるかが重要です。

これまでまったく投資という世界に入っていない人が、稼ぐ力がなくなってから（定期的収入源を失ってから）一気に金融資産を殖やそうとしてこの世界に飛び込むのは無謀です。

しかし、50歳のあなたには、まだ15年程度の時間が残されています。

65歳を越えて働くとしたらまだまだ十分な時間が残されています。

ここがポイントです。

「時間」は価値を最大化するもっとも大切な要素です。

「稼ぎのあるうちは給料の一部を貯蓄や投資に分けていき、リタイヤまで金融資産積んでいく。働けるうちは働いて、リタイヤ後は積み上げてきた金融資産を引き出していく。」

これが基本戦術です。

その時に、一般的な数値やモデルケースを参照しても、あなたに合った価値は手に入れられません。

あなたの自信、ご家庭は、条件が全く異なります。

「自分ごと」として正面から「お金」と向き合って考えていきましょう。

50歳からのライフプランとは

まずは、あなたの今こころにつっかえている課題を吐き出してみませんか。

そうしていくうちに、実は本当に問題としたいことが分かってきます。

そこまでくると、多くの人生の問題は「人間関係」「健康」「お金」に大別できると言われています。

いかかですか？　ご納得いただけますでしょうか？

ここから、あなたの「生きがい」について深く考えてみましょう。

ご自身がイメージするワクワクする暮らし方といった方がイメージしやすいでしょうか。

次からようやくスタートです。それを実現している状態、あなたの生き方や価値観を表現しているライフデザインを作ります。

そして、そのライフデザインを実現するライフプランを作成します。

このライフプランを実現するための経済的な準備を数値化したものをファイナンシャルプランと呼びます。

これからの30年であっても、現在は、多様な働き方があります。

さらに、個人に着目した経験や知識の蓄積、人的ネットワークという無形資産を、不動産や金融資産などの有形資産に含めてプランニングしていくことが重要になりました。

50歳からのライフプランとは、これから30年お金の心配をしないでワクワク暮らすための計画です。

やりたいことに没頭する暮らし方

この10年間で、インターネット上の情報は、531倍に膨れ上がり、今も日々増幅しているそうです。

ことさら、コロナ禍で情報をもとにビジネスを行う人口が急増しています。

ネット上に上がってくる情報の増加スピードはさらに速く、多くなっていると言われます。

「あなたは溢れる情報から自分に合ったお金の情報を探り当てる作業に貴重な時間を浪費しますか？」

最近「お金」の勉強を義務教育中から開始するというニュースがありました。

ようやく開始されました。しかし、今50歳を迎えているあなたには、今まで「お金」について「学ぶ」機会は自らが求めない限り提供されることはありませんでした。

増幅する多くの情報の中の「お金」に関わる情報の増幅量は相当多いと感じています。

SNS、YouTube動画をちょっと覗いただけで、オンラインの広告システムにより頻繁に関連情報、News、営業が飛び込んでくるようになります。その種類、量には圧倒されます。

「お金」まつわる仕事をしているFPですら、敢えて見ない選択が出来るような工夫をしないとこれらの情報におぼれ、皆さまに提供するサービスの開発の時間が無くなってしまいます。

あなたは、50年生きてきました。たとえ点数が2点の評価であってもです。（笑）

これから30年の人生を考えて「どんな人生を望みますか？」

一般的には、「十分な意義があり、成果がある人生」を送りたいと思うそうです。

その実現のためには「スタミナ」「十分なチャンス」「人と協力すること」＋「考える力」が必要だとも言われます。

あえて書いてみると「当たり前」なことです。

しかし、あなたが望む「やりたい事」を実現するプランが無くては動き出せません。

「思い」が強くなければ続きません。

「知恵」がなくては、遠回りしてしまいます。

「やりたい事」を実現することに集中する時間を考えると、1秒たりとも無駄にしたくないと思います。

あなたご自身が「やりたい事」に没頭している姿を見てみたいのです。

そこに集まる人々の仲間になって、わたしも楽しみたいです。

あなたが何かに没頭していると、必ず人が集まります。

人が集まると自然のコミュニケーションが生まれます。

コミュニケーションが、コミュニティを生みだします。

コミュニティは、必ず増幅します。

人を巻き込み始めます。

その中で暮らしているご自身がわくわくしていないわけがありません。

そんな風景を一緒にみていたいのです。