失敗したと思ったときの解消法

最近なぜか、思うようにものごとが進まないな。とか、突然イヤなことが降りかかってくるから、それに対処することで精一杯だよ。

とか感じることはありませんか?

通常思うようにいかないことを「失敗」といいます。

「失敗などない、今起きていることは成功するためのステップであり、そこから一つでも学ぶことがあればそれは「成功」の一部だ。」とかいわれることがあります。

しかし普通は思うようにいかないのだから、やったことに対してがっかりしたりやる気がなくなったり、すべて投げ出してしまったりしまいがちです。

特に「将来の期待値を今買う」ような「お金」にまつわる判断をした後に、様々な外的環境の変化により「思った通りの成果が得られない」ということは往々にして起こります。

ご自身で体験していなくても、周囲からの情報により「投資なんてバクチだ!」「上がるか下がるかの丁半の賭博だ!」とかの激しい語調によるイメージに扇動されてしまっているのではないかと思います。

それは、日本人バイアスと呼ばれる「ご自身の環境や経験、性格に付随するバイアス」+「日本の教育や政治、メディアなどの影響バイアス」の二重の制約を知らず知らずのうちに受けており、なかなか幅広い議論や、より適切な結論にたどり着けないように教育されてしまっている結果のように思います。

なにせ日本人は「お札」と「銀行」が大好きのようです。

「お金」そのものを大切にご自宅の金庫や銀行に預けている方が多いのではないでしょうか?

DI-T’s FPは上手い失敗からの解消方法を提供します。

ブランチを使った応用手法である「ミステリー分析」をご紹介します。

これは、株式会社ゴールドラット・コンサルティング・ジャパン代表取締役の岸良裕司氏のオリジナルのプロセスです。

このミステリー分析は思ったようにいかないというのはわるいことだけではなく、思ったよりうまくいった場合もミステリーであるととらえます。

これってわくわくしませんか?

その理由を探求することで、今後は常にうまくいくようになるという嬉しい分析プロセスなんです。

思ったよりうまくいったケースに適応する方とより効果的であると言われています。

それでは、ここにそのステップを紹介しましょう。
ステップ1:「問題は何ですか?」 ←問題は何かを確認する 
ステップ2:「もともと何が起こると期待していましたか?」←もともとの思惑を確認する、目的の確認をする
ステップ3:「それを引き起こすために、どんなことをしましたか?」(目的を確認する)←何をやったのかを確認する 
ステップ4:「実際に起きてしまったことはなんですか?」←実際におきてしまったことを確認する 
ステップ5:「何が原因で、思うようにいかなかった結果を引き起こしたのでしょうか?」←思ったようにいかなかった「原因」を考える ステップ6:「この原因を解消するうまい方法はありませんか?」←原因の解消策を考える 
ステップ7:「この解消策を実行すると、期待していたことが起きそうですか?」←解消策で状況がどう変わるか考える

失敗そのものは結果にすぎないのです。

人は表面的な失敗という結果より、その起きた原因を考えて解消策を見つけ出すプロセスを楽しむように出来ているといわれます。

失敗から学ぶプロセスは、楽しんで行える行動なのです。

本当は、わくわくしたいです!

往々にして社会で「失敗」を分析するときは、反省をするため、再発防止をするための方法の検討として行うことが多いでしょう。

企業にいた時の暗い雰囲気のミーティング風景が思い起こされます。

しかし、うまくいったことにも使えるのですから、この7ステップにそって一緒に問題を解決してみましょう。

突然ですがここで少し、科学者の信念に着目してみます。

以前のわたしはほとんどのことについて、物事は複雑だし、なにかと人のせいにしたいし、対立は起きるものだし、だいたいのことはわかっていると考えていました。

しかし、ある時これらの思いは、人が「本来備わっている考え方」を使うという能力の邪魔をしていることに気づきました。

すなわちこのような言葉を発しているときは、思考停止しているときであるとわかったのです。

そこで、逆に考えてみることにしたのです。

ものごとはシンプルである。人はもともと善良である。Win-Winは常に可能である。わかっているとは言わない。」と。

なんだか、おとなになった気分です。

こちらの方向からあらゆることを見てくると、たくさんの学びが生まれました。

そこから新しい発見が起こってくることを知り、多くの気づきを得ることができるようになり、わくわくしはじめたのです。

更に気づいたのです。

そうです。これらの視点で物事を見ることを信念としているのは、「科学者」と同じじゃないかと。

ブランチ」で因果関係をつなげてきたことを、今一度科学者の信念から再検証してみます。

「あいまいさはないか」「本当かどうか」「因果関係は合っているか」「他に原因はないか」などです。できれば他の人にも見てもらって一緒に論理の検証をしてみるとより大きな発見があるかもしれません。

さらにさらに、問題解決や、うまくいったことを加速する大きなブレークスルーを生み出す視点をお伝えすると「当たり前」として考えてきた前提を変えて観るということです。

「行動」に着目して深く、深く考えてみた後に、視点を変えて「いやいや、そもそもこの前提って必ず起きることでしたか?」と。

問題を人のせいにしても解決しない。でも、自分のせいにするのは結構しんどい。

実はそれも、人のせいにしているのと変わらないのです。では、何のせいにすれば心地よいのでしょうか。

それには、自分の思い込みが間違っていないかと考えるのはどうでしょうか?

そう、自分で設定した「仮定」が間違っているのではないかと疑うところからはじめてみましょう。

この「ミステリー分析」は最先端の研究開発現場でも活用されて、目覚ましい成果をあげているといいます。

視覚的に表現して、多数の人が、同時に考えることができ、学びを共有できる道具としてとても汎用性の高い分析プロセスです。

失敗したと感じた時、その理由を探求することで、今後は常にうまくいくようになるという嬉しい分析プロセスを手に入れると次はうまくいくようになり,うまくいったことの理由も探求するとその得られる成果はさらによいものになることが期待できるのです。

こうした思考プロセスをライフプランに適応していくことで,ワクワクする資産形成を確実なものにして安心を手に入れましょう。

それでは、この思考方法で分析してファイナンシャルプランナー(FP)として開業していくライフプランに反映した事例をご紹介します。
※AFP: Affiliated Financial Planning NPO日本FP協会が認定するFPの民間資格

宅地建物取引士とファイナンシャルプランナーの資格を取得した結果、これらがあれば、不動産業界に転職できるだろうと考えていました。

確かに大手通信教育会社の資格取得参考情報によると「宅地建物取引士xファイナンシャルプランナー」の組み合わせは、かなり人気があり、大きなメリットがありそうでした。

そこで退職前にこれらの資格を取得することに決めて、通信教育講座を申込み必死で勉強しなんとか合格してきました。

その結果、少しの安心感を持って60歳の定年退職を迎えました。

退職後早速ハローワークに通い、失業保険の申請をするとともに、求職活動を開始し始めました。

企業に勤務していた際にいろいろな職種を経験させてもらっていたので、かなり多彩な技能資格も持っています。

危険物取扱者乙種第4種、ガス溶接技能士、床上操作式クレーン運転技能士、安全保障貿易管理STC Associateなどです。

しかし、求人はまったくありませんでした。

そこで、これはなにかが間違っていると感じ、じっくりと現状を分析してみることにしたのです。

その結果が、上図の中野の「ミステリー分析」結果でした。

中野が持っている資格により仕事が限定されるもので、作業単価が分かるものをあらためて調べてみると、ほとんどの資格の労働単価は高くありませんでした。

そもそも医療従事者のようなレベルは望むべくもなかったのです。

そこで前提に疑いを持って、前提と行動を変える事を分析することにしました。

問題であったのは「資格があれば収入を得られる」という前提にありました。

もしろん、資格があれば就職には有利になるのは事実ですが、重要な年齢というファクターを甘く見ていたのです。

それこそコロナ禍に見舞われ、今後の不景気予測が顕在化するなかで、たとえ企業が求人をするにしても同じ社員育成教育をするなら年齢の低い、社員生命の長い人材を確保するであろうことは想像に難くありません。

そこには依然として35歳転職年齢限界説の壁がいまだに存在するのです。

そうなると自分で起業するしかないという選択肢が明確になってきたのです。


こうして問題の再定義をして、因果関係の見方を使い、原因と結果を明らかにします。

さらにそれにより起こった結果と期待値とのギャップに注目し解決策を考えていくわけです。

このプロセスには家族にも参加してもらい、考えているストリーに違和感がないか共有することもしてきました。



いかがでしょうか?自分一人で問題を抱え悶々と悩み続けることなく、周りも巻き込んで会話し課題の解決策を検討できるこの思考アプローチの価値を感じていただけたでしょうか?

この思考方法は本当にさまざなシーン、ケースで大きな成果を生みだすと思います。

ご自身の問題に当てはめて考えていきましょう。