相談内容について
ご主人の生命保険の見直しのために、相談に来ていただきました。
2回目の面談の際に奥様から、お子様が二人に増え、現在の交代勤務がある仕事に従事することが、難しくなってきた。そのため、定時勤務ができる会社への転職を考えている。ということでした。
奥様の不安は、定時勤務の会社に変わると、今と同じ給料を得るのが難しくなると予測されることが原因でした。
奥様の生命保険の見直しを含めて、お子様の教育資金の準備をどうしたらよいのか、アドバイスをして欲しいとのご要望です。
相談のポイント
- 現在の家計の収支を家計簿を付けて確認する
- 子育てに、周囲の協力が得られるのかどうかをご確認いただく
- 転職しない場合に、有料サービスを受ける可能性をご確認いただく
- 転職した際の収入の目安を調べておく
- キャッシュ・フロー(CF)計算書を作成して、ケーススタディをする
- 奥様が働けなる場合のリスク対応の方法を含め、生命保険の最適化を検討する
- お子様の教育資金の作り方として、つみたてNISA等の活用をアドバイスする
まずは、家計の収支の把握を行います
毎月の家計の収支を記録します。スマートフォンのアプリで、レシートを撮影するだけで集計できるものもあります。
まずは、1ヶ月、できれば3ヶ月の家計の収支を把握してみます。
現在の働き方での、支出と、転職した場合の支出の変動の予測をしてみます。
例えば、現在の働き方では、家事に掛ける時間がないため、食費などの支出が大きくなっていないか?など「時間を買う」支出を書き出してみます。転職した場合は、その点に変化がありそうか、生活コストを下げることは出来そうか?などを見てみます。
今のままの働き方でお子様のケアをする場合では、有料サービスやご両親の協力の可否なども可能性を考えてみます。奥様の収入を使ってお子様との関わり方を新しく作っていくイメージです。
一方、転職する場合は、奥様の収入が減少することを前提として、支出とのバランスを見直していきます。これをきっかけに「無駄な支出」はないか、洗い出してみます。この無駄な支出を「使途不明金」といいます。
ご褒美と称したコンビニのスイーツ、◯タバのコーヒー、あと一品の追加食材などです。
これらは、資産運用の資金になります。
ご主人の毎月の支出も、公開しましょうね(笑)
CF計算書を作成し、適切な生命保険の設計と資産運用を始める
家計の収支が、わかりました。
お子様との関わり方と働くことの優先順位を決め、ご主人と共有ができました。
CF計算書によって、現在のお金の状況をもとにした、将来の計画がわかるようになりました。
このまま働く場合、転職する場合、それぞれの収入の変化と支出の変化のケーススタディを行いました。
お子様の教育計画を作成することで、必要な教育資金の目標がわかりました。
現在の資金をもとに、家計の収支を踏まえ、達成したい目標金額を達成できる資産運用を検討しました。
証券会社の口座を開設し、つみたてNISAを開始しました。
購入金額は、使途不明金が判明次第、満額を目指して増額していくことにしました。
相談の結果
つみたてNISAと変額保険を使った資産形成、運用と収入保障保険を使った死亡保障の最適化を設計することができました。
- 教育資金不足のリスクを回避することができた
- 働けなくなった場合のリスクヘッジを含め、最適な生命保険を選ぶことが出来た
- 転職しても将来の目的を達成できるプランが手に入った
- 今後定期的に進捗状況を確認していくことで資産運用の見直しをしていけるようになった
DI-T's FPの視点
ご相談のきっかけは、ご主人の生命保険の10年ぶりの見直しでした。
インタビューをさせていただくと、お子様の教育資金の計画についても不安を持たれていました。さらに、奥様は、これからの働き方についてお悩みを持たれていることがわかりました。
このように「お金にまつわる課題」は、表面的なことだけではありません。また、それぞれのお悩みは同じではありません。さらには、ご夫婦で一緒に解決していく必要があるものもあります。
現在の資金、資産状況、家計の収支を数字で明らかにする作業をしつつ、将来どうなっていたいかをご家族で会話するきっかけにしていただき、これからの「ありたい姿」を目的とした「目標値」を決めていくことができました。
これが決まってから、目標を達成する手段を、いろいろご紹介しました。さらにそれらを実現するチームをご紹介しました。
「学ぶ機会」として、セミナーの案内、参考情報の配信などを継続して提供しています。
DI-T's FPは、この「目的の設定」から伴走者になります。
もしあなたが、同じように「お子様の教育資金を準備できるのか?」・・・
不安な場合は、ぜひ「オーダーメイドライフ・シナリオ」をご活用ください。
無料のご相談の事前予約は、こちらからお願いします。
生命保険の機能を携えた変額保険、外貨預金やつみたてNISAなど、多様な手段を組み合わせて、オーダーメイドのライフプランを作成して「安心」を増やしましょう。